うつ病の予防、治療のためのランニング

ランニングの本を買うと、体幹を使って走れだとか、臀筋とか大きな筋肉を利用して走ろうとか、色々書かれているが、治療のために必要なのは、早く走ることではない。

ゆっくり、長く、できるだけ毎日走ることで、副交感神経優位の状態を取り戻すことだ。

もちろん、筋肉痛とか、雨の日とか、走れない日は走らなくて良い。専門用語でいうと、Long Slow Distanceといったり、アクティブレストなんていうらしいが、呼び方なんてどうだっていい。ゆっくり、長く走ることで心が落ち着いてくるし、体の中の力みがとれていく。

体調が悪いと感じている人は、呼吸が胸のあたりとかとても浅い呼吸しかできなくなっている。それは、常に交感神経が優位の状態になり、呼吸筋が固まってしまっているからだが、ゆっくり長く走ると、そうした呼吸筋をリラックスさせる効果がある。呼吸筋がリラックスすると、呼吸位置が下がって、呼吸が深くなっていく。

呼吸が深いということは、副交感神経が活発に働いているということなので、交感神経優位となって、緊張しっぱなしの体は、どんどん正常な状態に戻っていく。

また、走ることで体力を使うことで、睡眠の質が向上する。なかなか眠れない入眠障害や、途中で起きてしまう中途覚醒にも効果がある。ダイエットや、過食にも効果的だ。怪我にさえ気をつければ、とても大きな効果がある。

それでもなにか特別な理由なんてないけれど、走りたくない時は来る。そんな時は、EAT&RUNを読んだり、ウルトラマラソンマンを読んだりしよう。彼らがなぜ、100km以上走るのか。読むと走りたくなってうずうずしてくるはずだ。自分は、影響されまくって通勤ランまで始めるようになった。高いスポーツウェアなんていらない。動きやすい格好ならなんでもいい。

ただ、靴はだいたい1万円付近のクッション性の高い初心者用シューズを購入しないと、故障するので、いいものを買うことをすすめる。また帽子があると、日光と汗を止めてくれるので、快適に走れる。

心療内科だけでは無理だ。自分の心を守る技術を身につけよう。